任期満了に伴う杉並区長選挙が6月12日に告示され、6月19日に投開票が行われます。
立候補者は、いずれも無所属で、四選を目指す現職の田中良氏、新人で区議会議員の田中ゆうたろう氏、NGO研究員の岸本聡子氏の3人です。
3期12年の田中区政の評価が問われる選挙になります。
田中良氏は、昭和35年11月4日生まれの61歳です。
そんな田中良氏の経歴や学歴、評判をチェックしていきましょう。
杉並区長選挙で立候補された田中良氏ですが、杉並区長で3期も務めた方なんですね。
実績が気になりますね。
田中良の経歴は?
- 1984年 明治大学経済学部卒業
- 1984年 テレビ東京入社
- 1990年 衆議院議員総選挙に進歩党公認で出馬したが落選
- 1991年 杉並区議会議員選挙当選(最年少でトップ当選)
- 1993年 日本新党公認で東京都議会議員選挙当選(以後連続5期当選)
- 2009年 東京都議会議長に就任(48歳 史上最年少)
- 2010年 杉並区長選挙当選
- 2014年 杉並区長選挙 再選(2期)
- 2018年 杉並区長選挙 再選(3期)
田中良氏は、1984年明治大学政治経済学部卒業後、テレビ東京に入社します。
広告担当に配属されマスコミ関係として働きます。
その時は報道記者を目指していました。大学時代には、雄弁部に所属していたということで、人前で話すのは得意だったのでしょう。
テレビ東京退社後、明治大学時代に雄弁部で培った経験と、地元杉並の為に貢献したいという思いで政治家を志し、1990年衆議院選挙に出馬しましたが落選しました。
1991年に杉並区議会議員選挙に出馬し、最年少でトップ当選します。
1993年に、1期目の任期途中で区議を辞職し、日本新党公認で東京都議会選挙に出馬し当選し、以後5期連続で当選します。
2010年地元杉並をさらに良くするために、杉並区長選挙に出馬し当選し、現在3期目を務めています。
経歴をみると、所属政党の変化が激しいので、心変わりの激しい人なのかなと思いましたが、所属政党の解党などが原因のようで安堵しました。
田中良氏は杉並区長就任時、庁内のルールを逸脱しながらも、区長応接室に灰皿をおいて区議に議会で指摘されたことを受け灰皿を撤去しました。
2017年小池東京都知事が制定を目指していた受動喫煙防止条例に対し、「受動喫煙防止という目的に異論はない。だが、都が一律に規制するのはファッション的だ」と述べ反対の意向を表明しています。
「区に管理権限がある施設まで、相談もせず規制をかけるのは問題だ!」と主張しました。自分の信念を貫く強さを感じますね。
条例は都議会本会議で可決され、成立しました。
愛煙家の意見を代弁したのでしょうか?ご自身も愛煙家なのでしょうね。
趣味は 将棋とスポーツ全般です。
田中良の学歴
- 1967年 杉並ひまわり幼稚園卒園
- 1973年 杉並区桃井第五小学校卒業
- 1976年 獨協中学校卒業
- 1979年 獨協高等学校卒業
- 1984年 明治大学政治経済学部卒業
田中良氏は、杉並区で生まれ、現在も下井草に住んでいます。
父親は開業医をされていたそうです。
田中良氏は、地元の中学校ではなく、獨協大学中学校に進学していますので、中学受験されたのでしょうね。
独協大学中学校、高等学校は文京区にあるとても優秀な私立男子中学・高等学校です。
獨協は病院もあるので高校までは医師を目指していたのでしょうか?
ですが、獨協大学には進まず、明治大学に進学します。
明治大学では雄弁部に所属しました。
明治大学雄弁部は、1890年に誕生した歴史ある明治大学最古の公認サークルだそうです。
元内閣総理大臣の三木武夫氏を筆頭に、多くの政治家を輩出しています。
弁論には、政策弁論と価値弁論があるそうですが、もちろん、政策弁論で弁舌を訓練したのでしょうね。
座右の銘は、澄心得妙感(ちょうしんみょうかんをえる)です。
田中良の実績は?
田中良氏は、杉並区長として3期12年、子育て・福祉、高齢者という3本の施策を柱に掲げ、住みやすく、暮らしやすいまちの実現に全力を傾けてまいりました。
- 子育て
- 福祉
- 高齢者
田中良の実績①「子育て」
保育の待機児童ゼロ 5年連続達成!
子育て世帯からの切実な声を受け、あらゆる手立てを通じて保育所の整備を実施。
園長経験者による巡回指導で保育の質も確保しました。
待機児童問題が、大きな問題になった時、区が保有する土地や施設を活用し、待機児童を2年で解消したそうです。
実際、成し遂げた区は少ないと聞きますので素晴らしい実績ですね。
田中良の実績②「福祉」
地域共生社会の拠点「ウェルファーム杉並」の開設
国との財産交換で取得した旧荻久保税務署跡地に開設(平成30年4月)。
介護や子育て、生活困窮者など、複合的な課題が生じている世帯に対して、様々な側面からのサポートを行う「地域共生社会」づくりの拠点が実現しました。
田中良の実績③「高齢者」
特別養護老人ホーム10年で、1000床増計画達成
切迫した入所待機者の解消を実現しました。
杉並区でなく、南伊豆に開設するという発想は、どこから生まれたのでしょうか?土地のない杉並区で、素晴らしいアイデアですね。
田中良の政策や公約は?
新しい基本構想
「みどり豊かな 住まいのみやこ」として、2022年4月にスタートし、約10年後を見据えた長期計画をスタートしています。
皆さまへのお約束として、初心忘れず「区民福祉の向上こそ最大の使命!」と訴えています。
杉並区長としての田中良氏の政治信条だそうです。
たくさんある公約の中で注目したのは、高校生までの医療費無償化と、ヤングケアラーを支える仕組みの構築、区内鉄道駅ホームドアの設置支援です。
高校生までの医療費無償化は、子育て世代を応援する上で大切ですよね。
物価が上昇している今、子育て世代にとっては、とても心強い政策です。
ヤングケアラーを支える仕組みの構築は、大人が担うようなケア責任を引き受けて
友達や学業、そして時間を失っている子供達が大勢いる現実があります。
子供達の助けを求める声をしっかりうけとめる仕組みを作ってほしいですね。
区内鉄道ホームドアの設置支援は、駅のホームでの転落事故は、視覚障碍者の3人に2人が経験すると聞きます。とても驚きました。
区民の命を守るという事で重要な政策だと思います。
田中良の評判は?
威圧的なThe昭和オヤジ。
若者へのメッセージも最低。
こんな区長嫌だ。
インタビューをしているのが、大学生で女性なので、ちょっと威圧的なオヤジ風がでている感はありましたね。
政党を渡り歩いている感は、私も感じました。解党になって政党を移ったのだと
思いましたが・・・。
厳しいご意見が多くありました。
田中良が再選する確率は?
田中良氏は、自民党と公明党の支持を受けています。
田中良氏にとっては、3期12年の実績が評価される選挙になります。
厳しいご意見もありますが、3期12年の実績と、今後10年の長期計画を見据えて
再選の確率は高いと思います。
田中良の妻や子どもは?
田中良氏のご家族は、妻、長男、次男、愛犬(ゴールデンレトリバー)です。
田中良氏は、再婚されています。
元妻は、元杉並区議会議員で眼科医の千葉奈緒子さんです。
2010年の杉並区長選挙では、元妻の奈緒子さんも出馬し、元夫婦で対決しました。
元夫婦で選挙対決って、前代未聞ですよね。
まとめ
- 田中良氏は、昭和35年11月4日生まれの61歳です。
- 田中良氏の経歴は、明治大学政治経済学部卒業後、テレビ東京に入社します。広告担当に配属されマスコミ関係として働きます。政治家を志し1990年衆議院選挙に出馬しましたが落選、1991年に杉並区議会議員選挙に出馬し最年少でトップ当選します。1993年に日本新党公認で東京都議会選挙に出馬し当選し、以後5期連続で当選します。2010年杉並区長選挙に出馬し当選し、現在3期目を務めています。
- 田中良氏の学歴は、明治大学政治経済学部卒業です。
- 田中良氏の政策や公約は、「みどり豊かな 住まいのみやこ」として2022年4月にスタート。皆さまへのお約束として、初心忘れず「区民福祉の向上こそ最大の使命!」と訴えています。
- 田中良氏のご家族は、妻、長男、次男、愛犬(ゴールデンレトリバー)です。