任期満了に伴う那覇市長選挙は、2022年10月16日に告示され、10月23日投開票で行われます。
立候補者は、いずれも無所属新人で、元副市長の知念覚氏(59)、「オール沖縄」勢力から故翁長雄志氏の次男で元県議の翁長タケハル氏(35)、プロボクシング元世界王者で、会社経営の平仲信明氏(58)の3人です。
今回の市長選挙は、現職の城間幹子氏が、3選不出馬を表明した為、那覇市の新しい顔を決める新人同志の争いになります。
候補者の経歴や、学歴、評判をチェックしていきましょう。
那覇市長選挙に立候補された中で、誰が当選するのか、気になりますね。
那覇市長選2022候補者の経歴は?
知念覚の経歴
沖縄大学第2部法経学部卒業
1985年 那覇市役所に入庁
秘書広報課長
2010年 総務部長
2013年 政策統括調整監
2015年 副市長に就任
知念覚氏は、沖縄大学第2部法経学部卒業後、1985年に市職員に採用され、那覇市役所に入庁しました。
翁長前知事が、2000年に市長に就任後、秘書広報課長、総務部長、政策統括調整監を歴任し、側近として務めました。
2014年に翁長前知事が当選し、後継市長の城間幹子氏を副市長として支えました。
現職が不出馬を表明したため、自民党県連が候補者選考委員会をかさね、知念覚氏の擁立を決めました。
知念覚氏は、オール沖縄を率いた翁長前知事の側近でしたが、政権与党の推薦を受けての立候補になります。
那覇市の皆さんを笑顔にしたいという、新たな目標の第一歩として立候補を決めたそうです。
市職員としての38年の経験を強調し「心をひとつに、今後の街づくりを展望し、経済の活性化、市民福祉の向上に取り組む」と、出馬会見で決意を述べました。
38年の市職員としての経験と、約7年半の副市長としての実績は、市政運営においても、手腕を振るわれることでしょう。
翁長タケハル の経歴
国際武道大学卒業
2010年04月より民間企業に勤務
2017年 那覇市議会議員選挙 当選
2020年 沖縄県会議員選挙 当選
政策集団 新しい風、にぬふぁあぶし政調副会長兼組織部長
沖縄県柔道連盟の理事
翁長タケハル氏は、国際武道大学を卒業後、2010年4月民間企業に就職しました。
2017年那覇市議会議員選挙に当選、2020年沖縄県会議員選挙に当選します。
翁長タケハル氏が、生まれた時から父、翁長雄志氏は政治家だったそうです。
命をかけて、沖縄の為に働いている父の姿をみて、政治の道を歩む覚悟を決めたそうです。
両親の背中をみて人生を決める、その人生が政治の道とは、とても覚悟のいる決断だったでしょうね。
趣味は、スポーツ観戦、料理です。
那覇市長選2022候補者の学歴
知念覚の学歴
那覇市出身
沖縄大学第2部法経学部卒業
小学生の時は、家計を助けるため、牛乳配達をしていました。
子供の時は、なかなか早起きできないのに、お母さん想いの子供だったのですね。
小中学校時代は、野球漬けだったそうです。
ポジションは、4番ショートが定位置でした。
このスタイルは、女子から人気の的だったでしょう。
野球で、粘り強さと精神力を培ったそうです。
沖縄大学第2部は夜間で、就職をしながら向学心に燃える若者が、多数卒業されているそうです。
夜間で学ぶなら沖縄大学と言われたそうで、知念覚氏も、仕事や子育てをしながら、大学に通っていたと、思い出を懐かしく語っていました。
眠い目をこすりながら、勉学に励まれていたのですね。
仕事、家事、育児をこなしたスーパー育メンパパですね。
家族の笑顔の為に、楽しくやりぬくことができたそうです。
高際澄雄の学歴
大道小学校、真和志中学校(55期)、興南高校(42期)、国際武道大学(23期)卒業
翁長タケハル氏は、4人兄弟の次男として生まれます。
大道小学校、真和志中学校、興南高等学校を卒業しました。
興南高校は、野球を中心に、スポーツで有名です。
大学では、スポーツをより深く学ぶため、国際武道大学に進学します。
特技に、柔道弐段とありましたので、柔道を極めようと思ったのでしょうか。
翁長タケハル氏の家には、「政治は家業ではない」という家訓があり、できるだけ政治から遠ざかるように言われていたそうです。
何か不思議なお話ですね。
大学生の頃は、ネトウヨだったことを公表しています。
その後、考えがかわったそうです。
那覇市長選2022候補者の政策や公約は?
知念覚氏は、市政運営をしていく中で、計画や事業を進めるために、一番大切なのは「1番大きいものは予算」とし、「中央とのつながりは非常に重要」と、国とのパイプを重要視しています。
辺野古基地建設については、名護市長の姿勢を尊重したいとしています。
翁長タケハル氏は、「一丁目一番地は、子育て支援」とし、子ども関連制作に力を入れると訴えています。
辺野古基地建設について、翁長前知事の遺志を引き継ぎ「市民として反対の意志をしっかり示していくのが重要だ」と反対を貫いています。
知念覚の政策や公約
笑顔あふれる那覇市をつくる!
- クーポンで子育て支援を推進
- 高齢者が使いやすい公共交通
- 福祉従事者への支援を推進
那覇市を「県都であり、フロントランナー」と位置づけ、「コロナ禍の今だからこそ、県都として経済を牽引する役割を果たさなければならない」と強く語りました。
市民と一緒に、良きサポーターとして、市政の総合力が不可欠だ、と訴えています。
2018年に、スタートした第5次那覇市総合計画で掲げた59の施策に対し、中間目標に達していない現状を挙げ、解決、改善に向けて「対応力・突破力・構想力・先導力」を持って挑むと語りました。
辺野古基地建設については、名護市長の姿勢を尊重したいとしました。
第5次那覇市総合計画は、長期計画なので、コロナ禍で遅れてしまっている状況を解決、改善する意気込みが強く感じられました。
翁長タケハルの政策や公約
「那覇を日本一子育てができる街にする」と述べ、最重点の課題に子育て政策を掲げました。
普天間基地の辺野古基地建設は、「市民として、反対の意志をしっかり示していくのが重要だ」と反対を貫いています。
現市政については「基本的に城間幹子長の系譜を歩んでいく」と述べています。
子育て世代にとって、とても心強いですね。
日本一子育てができる街なら、是非暮らしたいと思うのではないでしょうか。
那覇市長選2022候補者の評判は?
このような苦労をしいる方だからこそ、みんなが幸せになるための政策できるのです
昔から、那覇市民の事、そして周りの一人一人の事を大切に、優しい眼差しで真剣に考えている知念さんを尊敬しています。
知念覚氏に関しては、とても親しみがあり、信頼度の大きいコメントが多かったです。
市政を任すには、まだまだ早いと思うよ。
翁長タケハル氏は、若いので政治経験が浅いという声が多かったように思います。
那覇市長選2022候補者で誰が当選しそう?
知念覚氏は、自民、公明の推薦をうけています。
翁長タケハル氏は、「オール沖縄」勢力がしっかりついています。
翁長タケハル氏は、父親の名前が通じる今でも、高齢者の支持率が高く票を集めるだろうと言われておりますが、まだ力不足なのではという声を多く感じました。
知念覚氏は、「オール沖縄」の城間市長を支え、38年間の市職員と、7年半に副市長として務めた実績が市民から期待されているのではないでしょうか?
知念覚氏の当選の確率は、高いと思います。
那覇市長選2022候補者で当選したのは誰?
沖縄市長選挙は、4月24日投開票され現職の桑江朝千夫氏が新人の森山政和氏に1万89票の大差をつけ、3期目当選を果たしました。
桑江朝千夫氏は、1期目からの公約の沖縄アリーナ整備を昨年実現したことなど、2期8年の実績を強調しました。また、アリーナを活用した経済活性化や子どもの貧困対策などを公約に掲げ、広い支持を集めました。
桑江朝千夫氏は、「嬉しいです。感激してます。2期8年の実績を評価してくれた。バスタ構想、ここに大きな反響があったんで、商店街のリニューアルにとても期待はしてるんだろうと思いますよ」と話しました。「ただ、残念なのが投票率が下がったという点は、相当反省しながら」と反省点もあげていました。
今回の投票率は、沖縄市長選としては過去最低の45.14%、前回の47.27%を2.13ポイント下回りました。
まとめ
知念覚氏
- 経歴は、沖縄大学第2部法経学部卒業後、1985年に市職員に採用され那覇市役所に入庁しました。
翁長前知事が2000年に市長に就任後、秘書広報課長、総務部長、政策統括調整監を歴任し、側近として務めました。
2014年に翁長前知事が当選し、後継市長の城間幹子氏を副市長として支えました。 - 学歴は、沖縄大学第2部法経学部卒業です。
- 政策や公約は、笑顔あふれる那覇市をつくる!
- クーポンで子育て支援を推進
- 高齢者が使いやすい公共交通
- 福祉従事者への支援を推進
翁長タケハル氏
- 経歴は、国際武道大学を卒業後2010年4月民間企業に就職しました。
2017年那覇市議会議員選挙に当選、2020年沖縄県会議員選挙に当選します。 - 学歴は、国際武道大学卒業です。
- 政策や公約は、「那覇を日本一子育てができる街にする」と述べ、最重点の課題に子育て政策を掲げました。
普天間基地の辺野古基地建設は、反対を貫いています。