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日銀総裁ポスト黒田の本命は?候補は雨宮氏の他は誰?年収経歴や評判も!

本年、4月8日に、任期満了となる日銀の黒田東彦総裁の後任選びが、最終局面を迎えています。

現在、有力候補に挙がっているのは、日銀の雨宮正佳副総裁(67)と、中曽宏大和総研理事長(69)、山口広秀元副総裁(72)です。

最大の争点は、アベノミクスの柱の一つ、異次元緩和を修正するかどうかです。

黒田総裁は12月20日、金融緩和政策を修正する発言をし、市場に変化をもたらしました。

難しい舵取りを迫られる3人の候補の中で、雨宮正佳氏と中曽宏大和氏は、安倍政権時代に任命された副総裁です。

安倍晋三首相の死が、後任選びに微妙な変化をもたらしているとも、ささやかれています。

そして第3の候補として、山口広秀元氏が浮上してきました。

「物価の番人」になるのは誰でしょうか?

そんな日銀総裁次期候補の経歴や評判をチェックしていきましょう。

 

おぬま

日銀総裁次期候補者が、どんな方なのか調べてみました。

日銀総裁ポスト黒田の本命は?

注目を集めているポスト黒田の本命は、雨宮正佳副総裁の昇格ではないかという声が、多く聞こえてきます。

若い頃から企画畑で育ち、エリート街道を進み、その実力を見せつけ、副総裁にまで上り詰めました。

ポスト白川方明総裁をめぐる政治の圧力もあり、大阪支店に一時疎開していた時期もありましたが、地方の支店長の経験もなかったので、新たな肥やしになったのでがないでしょうか。

一年後に、黒田総裁の就任に合わせて、本店に呼び戻され、再び企画担当に復帰しました。

雨宮正佳氏は、旧大蔵省にも出向経験があり、政治家や霞が関官僚、金融界とのパイプも太いそうですよ。

アベノミクス継続を唱えるリフレ派が、雨宮正佳氏を推していますので、次期総裁候補として有力視されています。

日銀総裁次期候補は雨宮氏の他は誰?

現状、日銀総裁次期候補は、雨宮正佳副総裁の他には、以下2名の方が考えられます。

  • 中曽宏
  • 山口広秀元

雨宮正佳副総裁の経歴や年収は?

雨宮正佳氏は、1955年9月生まれの67歳。

1979年3月東京大学経済学部卒業後、4月に日本銀行に入行します。

企画局畑を中心に長く活躍し金融政策を立案、その多くに関与し企画局長などを歴任しました。

2018年3月に衆議院と参議院で所信聴取後採決が行われ、日本銀行副総裁に就任しています。

雨宮正佳氏は、金融政策に関する知識と豊富な経験、そして財政当局との深い信頼関係で、黒田総裁からの信頼も厚く、企画立案で手腕を振るってきました。

日銀が挑んだ量的・質的金融緩和政策、長短金利操作付量的政策、質的金融緩和政策、上場投資信託(ETF)購入、すべてに関わっています。

金融政策のプロと言っても、過言ではありませんね。

雨宮正佳氏の年収は、約2,789万2千円です。常勤職員と比べると約3.3倍です。

経済を支える重責を感じる金額ですね。
ご苦労お察しします。

雨宮正佳氏が、日銀総裁になった政策の方向性としては、長期金利操作やマイナス金利政策は、撤廃が検討されても不思議ではありません。

ETF購入も、一段の抑制があるかもしれません。

現在の「異次元緩和」を「普通の緩和」に戻し、副作用を減らし、経済の下支えを続けるというスタイルは、岸田政権の方針に近いものになります。

中曽宏の経歴や年収は?

中曽宏氏は、1953年10月生まれの69歳

1978年3月東京大学経済学部卒業後、4月に日本銀行に入行します。

ロンドン事務所やジュネーブに出向し、2003年金融市場局長に就任します。

2008年のリーマンショックでは金融市場局長として、金融システム・市場の危機管理に深く関与しました。

2013年に日本銀行副総裁に就任し、2018年まで務め退任しました。

日本銀行での39年間は、金融市場の危機管理や量的緩和政策の出口政策を指揮してきたそうです。

日銀きっての国際派」と言われ、国際金融界の人脈も豊富です。

物価の高騰が続いている今、危機対応に精通してきた能力を存分に発揮して欲しいですね。

2018年7月、株式会社大和総研理事長に就任しています。

中曽宏氏の年収は、大和証券Gの役員報酬の情報から、役員報酬で取締役を参考にすると、3,800万円です。

役員報酬の中で、理事としての表記はなかったので推測ですが、金融の専門家としての力を発揮されているのでしょう。

中曽宏氏が日銀総裁になった政策の方向性としては、金融システムや市場の危機管理の経験が豊富なので、金融緩和の副作用への配慮が期待されています。

山口広秀元の経歴や年収は?

この方も別記事依頼させていただくので、上記2人と同じ感じでお願いします。

山口広秀元氏は、1951年3月生まれの72歳

1974年東京大学経済学部を卒業し、4月に日本銀行に入行します。

ロンドンへの出向や大阪支店営業課長、高松支店長などを歴任し、2004年7月に企画局長に就任しました。

2008年に日本銀行副総裁に就任し、2013年まで務め退任しました。

2021年4月、年金積立金管理運用独立行政法人経営委員長に就任しています。

山口広秀元氏の年収は、年金積立金管理運用独立行政法人の役員報酬の資料から推測すると2,127万円です。

日本銀行と、その公的金融機関の報酬水準を参考にしています。

山口広秀元氏が、日銀総裁になった政策の方向性としては、基本的には金融は引き締め的、財政は刺激的、という組み合わせの政策が望ましいと話しています。

国内物価は、「今の消費者物価の上昇率からすると。4%程度には到達するだろう」とし、消費者物価指数の上昇率が、2%を超える可能性は小さくないと語っていました。

海外景気の下振れに伴い、日本では物価上昇が続くとして「日銀はかなり厳しい政策選択となる」と話されているので、日銀総裁になった際は、厳しい選択をされるのでしょう。

刺激的な財政って、何を指すのでしょうか、興味深いですね。

日銀総裁候補者の評判は?

雨宮正佳副総裁の評判は?

みんなの声

どちらになっても金融政策は大きくは変わらないと思いますが。

みんなの声

雨宮正佳氏は、黒田総裁の方針を継承していくとの話もでていますので変化なしとうつるのでしょうか。

中曽宏の評判は?

みんなの声

リベラル系は、イーロン・マスク氏の発言を叩いていますが、はっきりいって次期日銀総裁候補「中曽宏」のほうが思いっきり危険だと思うんですが。

みんなの声

中曽宏氏の著書「最後の防衛線危機と日本銀行」に対する批判でしょうか?

絶賛の声も多数ありました。

Amazonの点数は本当に高いですね。

山口広秀元の評判は?

首相が候補者を通常国会に審議するまで、ひと月余り。

そんなときに、混乱要因を持ち込む日銀OBは、情けないとしか言いようがないね。

金融政策の実績に乏しい山口氏では、不況下の物価上昇に対応するのは難しい。

第3の候補として浮上してきましたが、10年近く日銀を離れている人に、なぜ白羽の矢が立ったのか不思議ですね。

まとめ

雨宮正佳氏

  • 1955年9月生まれの67歳。
  • 経歴は、1979年3月東京大学経済学部卒業後、4月に日本銀行に入行します。
    企画局畑を中心に長く活躍し企画局長などを歴任しました。
    2018年3月に日本銀行副 総裁に就任しています。
  • 政策の方向性としては、長期金利操作やマイナス金利政策は撤廃の検討や、ETF購入も一段の抑制があるかもしれません。
    現在の「異次元緩和」を「普通の緩和」に戻し、副作用を減らし経済の下支えを続けるというスタイルは、岸田政権 の方針に近いものになります。

中曽宏氏

  • 1953年10月生まれの69歳。
  • 経歴は、1978年3月東京大学経済学部卒業後、4月に日本銀行に入行します。
    2008年のリーマンショックでは金融市場局長として、金融システム・市場の危機管理に深く関与しました。
    2013年に日本銀行副総裁に就任し、2018年まで務め退任しました。
    2018年7月株式会社大和総研理事長に就任しています。
  • 政策の方向性としては、金融緩和の副作用への配慮が期待されています。

山口広秀元氏

  • 1951年3月生まれの72歳。
  • 経歴は、1974年東京大学経済学部を卒業し、4月に日本銀行に入行します。
    大阪支店営業課長、高松支店長などを歴任し、2004年7月に企画局長に就任しました。
    2008年に日本銀行副総裁に就任し、2013年まで務め退任しました。
    2021年4月年金積立金管理運用独立行政法人経営委員長に就任しています。
  • 政策の方向性としては、金融は引き締め的、財政は刺激的、という組み合わせが望ましいと話しています。