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鈴木堅之/TESS社長の経歴や学歴は?家族はどんな人?

TESSの鈴木堅之氏の座右の銘を聞いていると、大変ためになります。

オヌマ

ここで分かることはこれだよ!

  • TESS社長の鈴木堅之氏の経歴
  • TESS社長の鈴木堅之氏の年収
  • TESS社長の鈴木堅之氏の学歴
  • TESS社長の鈴木堅之氏の家族
オヌマ

TESS社長の鈴木堅之氏はこんな人!

鈴木堅之/TESS社長の経歴は?

<鈴木堅之氏の経歴>

1974年:静岡県伊豆市に生まれる。

大学卒業後:知的障がい者更生施設指導員→理学療法士の養成学校→山形県の公立学校教員

東北大学発のベンチャー企業に転職。

2008年:株式会社TESSを創業。

2009年3月:足こぎ車いすの試作品を完成させる。

2009年7月:自社製の足こぎ車いすの量産体制を確立させる。

鈴木堅之社長は1974年、静岡県伊豆市の生まれです。

学校を卒業した後、知的障がい者更生施設指導員、理学療法士の養成学校を経て、山形県の公立学校教員に転職しました。

意外にも、一度学校の先生になっているのですね。

学校の先生になったことで、運命の出会いをすることになります。

担当していたクラスに、車いすで生活する生徒がいたのです。

当時のことを鈴木堅之社長は、次のように振り返っています。

鈴木堅之社長の対談

「障害があり車いすに乗っている児童のいるクラスを受け持っていました。
 その子は運動会や遠足といった楽しい行事への参加が難しい。
そこで、何らかの形でそういった行事に“自分の力で”関われる手段はないかと探していたところでした。」

そんなとき、鈴木堅之社長はたまたま、当時、東北大学の教授が、研究中だったという足こぎ車いすを紹介するニュースをテレビで見たそうです。

そのとき見た車いすは、一般的な折り畳みの車いすを改造して、ペダルを取り付けたものでした。

普通の車いすは、手でこいで進めるものが多い中、足でこぐ形の車いすということで、画期的なものでした。

その車いすを見た鈴木堅之社長は、自分のクラスの子に使わせてみたいと考え、東北大学にコンタクトを取り、足こぎ車いすの発明者である半田康延教授の研究室を訪ねました。

そこで、鈴木堅之社長は、足が不自由な人が、車いすをこぐ動画を半田教授から見せてもらいました。

また、足がまひしていて、リハビリ中の人が、実際に車いすをこぐのを目の前で見た鈴木堅之社長は、足こぎ車いすの可能性を確信しました。

こんな素晴らしいものを大学院の研究室にだけ置いておくのはもったいない」と考えた鈴木堅之社長。

自分も、この車いすの製品化に関わりたいと思うようになり、東北大学が立ち上げたベンチャー企業に転職します。

その企業で鈴木堅之社長は、営業として足こぎ車いすの販路開拓、普及に励みました。

ところが、その企業は収益化の見通しが立たないことから清算されることが決まってしまいました。

そこで、鈴木堅之社長は半田教授と東北大学の許可を取り付け、ライセンスを譲り受ける形で自分の会社を立ち上げました。

それが、株式会社TESSです。

2008年11月のことでした。

その後、足こぎ車いす「COGY(コギー)」を開発

以後、製造・販売を行っています。

TESSを企業として成立させるために、鈴木堅之社長はパートナーとなってくれる会社を探しました。

当時のことを振り返って、鈴木堅之社長は次のように語っています。

鈴木堅之社長の対談

「車いすメーカーから福祉用具メーカー、自転車メーカー、ものづくりで有名な町工場の社長さんまで、力を貸してもらえそうな先は全て当たりました。

 発明者の半田先生にも協力していただいて、二人で手分けをして、電話をしたり直接訪問したりしたのですが、くまなく断られました。」

新しいものは、なかなか受け入れられないものなのですね。

それでも鈴木堅之社長があきらめなかったのは、やはり、足の不自由な人に、少しでも便利な車いすをという思いだったのでしょう。

断られ続けた鈴木堅之社長でしたが、1社だけ興味を示してくれた会社がありました。

OXエンジニアリングという会社で、パラリンピックの競技用車いすも製作する世界トップクラスの車いすメーカーです。

2009年3月に、現在のCOGYの前身となるProfhand(プロファンド)という試作第1号が完成。

同じ年の7月に販売開始にたどりつきました。

その後、OXエンジニアリングから助言を受けながら量産のための工場を探し、現在は台湾の工場で生産しています。

鈴木堅之/TESS社長の年収は?

鈴木堅之/TESS社長の年収

<TESSの年商>

5,449万円(2015年度)

<鈴木堅之の年収>

500万円から1000万円程度(推定)

株式会社TESSの2015年度の売り上げは、5,449万円でした。

ちなみに従業員数は、2017年2月時点で8名となっています。

それから数年経っていて、経営は順調とのことなので、さらに数字は高いものにっていると思われます。

ただし、鈴木堅之社長は利益を追求するのではなく、困っている人を救うことを重視してビジネスを展開しています。

また、鈴木堅之社長の年収についても調べてみましたが、はっきりとしたことは公開されていませんでした。

会社の売り上げから推定すると、500万円から1000万円くらいではないかと推定されます。

鈴木堅之/TESS社長の資産は? 

鈴木堅之社長の資産についても調べてみましたが、こちらもはっきりとしたことは公開されていませんでした。

社会貢献」を主眼に置いている方なので、自分の資産を増やすという意識は低いのではないかと思います。

鈴木堅之/TESS社長の学歴は?

TESSの鈴木堅之社長の学歴をご紹介します。

出身大学

鈴木堅之社長の出身大学は、盛岡大学文学部児童教育学科です。

鈴木堅之社長は、静岡県伊豆市出身ですが、宮沢賢治に憧れて盛岡大学に進学したとのことです。

また、就職してから鈴木堅之は、リハビリの技術を身につけたいと考えるようになり、理学療法士の養成学校に入学しています。

その後、、教員採用試験を受けて、「言葉の教室」という学校に勤めるようになりました。

さらにその後、普通学級を担任することになります。

出身高校は?

鈴木堅之社長の出身高校について調べましたが、学校名を特定することはできませんでした。

鈴木堅之社長は静岡県伊豆市の出身ですので、地元の高校を卒業している可能性が高いです。

ちなみに、父親は薬剤師をしていて、小さい頃は病院の社宅で生活をしていました。

父親のつとめる病院は、リハビリに力を入れていて、鈴木堅之社長は小さな頃から障害を持った人と日常的に接していました。

そんな中、障害を持った人たちは再雇用先がなく、不安を抱えているという現実を知った鈴木堅之社長。

将来は患者のためになる仕事に就きたい」と考えるようになりました。

鈴木堅之/TESS社長の思想や座右の銘は?

鈴木堅之社長の開発する製品は高く評価され、様々な賞を受賞しています。

世界初の「足こぎ車椅子」は、片足を動かすことができれば、誰でも利用できるという特性を持っています。

鈴木堅之社長は、自社の製品をを世界に向けて展開していきたいと考えていて、量販店や自転車屋などで、気軽に購入できるものにしたいという思いを強く持っています。

障害を特別なものと考えず、どんな人でも便利に普通に生活ができるような社会にしたい」というのが、鈴木堅之社長の切実な思いであるといえます。

鈴木堅之/TESS社長の家族はどんな人?

鈴木堅之社長の家族について調べてみましたが、はっきりとしたことは公開されていませんでした。

鈴木堅之社長は現在48歳

結婚していて、子どもがいてもおかしくない年齢ですね。

今後、さらに注目度が上がってくると、そのあたりのプライベートなことも、少しずつ明らかになるのではないかと思います。

まとめ

  • 鈴木堅之は1974年、静岡県伊豆市の生まれ。
  • 鈴木堅之は盛岡大学文学部児童教育学科を卒業している。大学卒業後は教員の道へ進んだ。
  • 鈴木堅之は2008年11月に独立。株式会社TESSを創業した。
  • 鈴木堅之は「体に障害のある人も健常な人と同様に普通の生活が送れるように」と世界初の足こぎ車いす「COGY(コギー)」を開発。その普及につとめている。