政治家

長野県知事選2022立候補者の経歴や評判は?当選したのは誰?

長野県知事選挙は、2022年7月21日に告示され、8月7日投開票で行われます。

立候補者は、現職の阿部守一氏(61)、新人で元上田市議会議員の金井忠一氏(72)、新人で学校職員の草間重男氏(72)です。

4期目を目指す現職と新人2名の戦いで、3人とも無所属です。

候補者の経歴や、学歴、評判をチェックしていきましょう。

おぬま

長野県知事選挙では、誰が当選するのでしょうか。

長野県知事選2022候補者の経歴は?

2022年長野県知事選挙の候補者の経歴をご紹介します。

金井忠一の経歴

【金井忠一の経歴】

上田東高等学校卒業後

1974年 上田市役所に入庁 

1993年 上田市清掃事務所、クリーンセンター業務係長

1995年 ドイツ、スウェーデンのごみ視察に参加の後、市役所退職

1999年 上田市議会議員に初当選 (5期)

2003年 上田市農業委員会 (3期)

2014年 2018年 上田市長選挙に立候補 (落選)

2016年 長野県生活と健康を守る会連合会会長

2018年 長野県知事選挙に立候補(落選)

金井忠一氏は、上田東高等学校卒業後、上田市役所に25年間勤務しました。

1993年には、上田清掃事務所、クリーンセンター業務係長となり、1995年ドイツ、スウェーデンのゴミ視察に参加しました。

リサイクルシステムを学ぶ為に自費で参加されたそうです。
興味を持ってすぐ動く、行動力抜群ですね。

市役所退職後は、上田市議会議員を5期、上田市農業委員を3期、歴任しました。

市議会議員時代は、3000件を超える生活相談にのり、市民に寄り添ってきました。

多くの市民の声に耳を傾けてこられたのですね。

市民は、とても金井忠一氏を身近に感じたことでしょう。

2016年から長野県生活と健康を守る会連合会会長を務めています。

2014年と2018年に、上田市長選挙に2回挑戦しましたが落選。

ですが、市長選を戦う中で、1万食給食センターの見直しを実現しました。

また、2018年に、長野県知事選挙に挑戦しますが、落選。
「リニアよりクーラー」の訴えは県政を動かし、県内のクーラー設置がすすみました。

現在は、農業をされており、地域の皆さんからは「忠ちゃん」の愛称で親しまれて

いるそうです。趣味は、読書、旅行、映画鑑賞 です。

阿部守一の経歴

【阿部守一の経歴】

1984年03月 東京大学法学部卒業

1984年04月 自治省入省

2001年01月 長野県企画局長

2001年10月 長野県副知事に就任

2004年07月 総務省過疎対策室長

2007年04月 横浜市副市長

2009年10月 内閣府行政刷新会議事務局次長

2010年09月 長野県知事に就任(3期)

阿部守一氏は、東京大学法学部卒業後、1984年4月に自治省(現総務省)に入省します。

本省勤務の他、山口県、岩手県、神奈川県、愛媛県、国土庁への出向を経験しました。

1999年ギラン・バレー症候群を発症します。

当初、病名がなかなか判明せず、鍼灸師により病名を特定してもらった経験から専門の病院のタテ割りの弊害や、市民の視点からみた複合的、総合的な対応の大切さを実感したそうです。

ご自身の辛い経験が県政にも活かせていますね。2001年長野県企画局長に就任し、同年10月より田中康夫県知事の下で副知事を務めます。

その後総務省に戻り、過疎対策室長を務め、2007年に退官しました。
2007年4月に中田宏横浜市長の招聘により、横浜市副市長に就任します。

当時、話題の政治家達と政治に取り組んだのですね。
田中県知事や中田市長は、よくメディアで拝見しました。

2009年内閣府行政刷新会議事務局次長に就任し、当時話題になった事業仕分けに関わりました。

現場主義に基づき、積極的に民間人を仕訳人として、登用したそうです。

当時蓮舫議員が、発した「2位じゃだめなんですか?」の発言は、どんな気持ちで聞いていたのでしょうか。

2010年8月長野県知事選挙に出馬して初当選し、3期務めています。趣味は、まちの散策、ラジオ体操、カラオケ、読書です。

草間重男の経歴

【草間重男の経歴】

山形大学工学部卒業

電子機器製造会社勤務

障害者福祉施設に勤務(1996年退職)

2004年 小諸市長選挙に立候補(落選)

2007年、2011年 長野県議会議員選挙に立候補 (落選)

「長野五輪記念学校(仮)」及び、連携する福祉施設の設立に向けて活動

草間重男氏は、山形大学工学部卒業後、電子機器製造会社勤務を経て、1996年まで

障害者福祉施設に福祉施設職員として勤務しました。

2004年に小諸市長選挙、2007年、2011年に長野県議会議員選挙に立候補しましたが、落選しました。 

草間重男氏は、年金で生活されており、一定の資金がないと立候補できないしくみに抗議の姿勢を示しています。

「有権者に自分の思いを伝えなくてはならない」ロシアによるウクライナ侵攻が続く中、平和への施策を県民に訴える必要があると考え、出馬を決めたそうです。
とても強い決意を感じますね。

趣味は、蔓(つる)編みで、かごなどを編んだりしています。

長野県知選2022候補者の学歴

金井忠一の学歴

【金井忠一の学歴】

室賀小学校卒業

川西中学校卒業

上田東高等学校卒業

金井忠一氏は、上田市出身で、現在も上田市内に住んでいます。

農家の長男として生まれ、6歳の時に父親を交通事故で亡くしました。
小さい時から母を助け農業を手伝いながら学校に通いました。

母の苦労を見ながら育ち、大きくなったら楽をさせてやろうと、いつも思っていたそうです。

一人一人の苦労が報われる社会へ」が、人生の原点だそうです。

子どもの時の経験が政治家を志した理由の1つなんですね。

上田東高等学校は、長野県上田市にある公立高等学校で、蚕の農家を育成するための学校、小県蚕業学校として開校したそうです。

現校名に改称後普通科主体になり、廃止されました。
実家は、養蚕やコメ作りをする農家でしたので、何かのご縁でしょうか。21歳の時に結婚し、金井家の養子となりました。

阿部守一の学歴

【阿部守一の学歴】

東京都立西高等学校卒業

1984年03月 東京大学法学部卒業

阿部守一氏は、東京都国立市の出身です。

小さい頃は、引っ込み思案で家や学校でも、将棋に夢中になっていました。

小学校の先生や同級生は、人前で話す姿を想像出来なかったのではと、本人が話しています。
自身の性格を変える何かきっかけがあったのでしょうか?

東京都立西高等学校は、杉並区にある都立高校です。

通称「にしこう」。

公立高校のなかでは、東京大学合格者数の上位を維持している進学校です。

卒業生には、タレントの芳村真理さんや落語家の春風亭一柳さんがいらっしゃいます。

東京大学法学部は、法学のトップ教育が受けられると言われています。

山登りのサークルに入り、白馬岳に登ったそうです。

草間重男の学歴

【草間重男の学歴】

山形大学工学部を卒業しています。

草間重男氏について、学生時代の情報があまりありませんでした。

長野県知選2022候補者の政策や公約は?

2022年長野県知事選挙の候補者の政策や公約をご紹介します。

金井忠一氏は、「県民に寄り添ったあたたか県政を作る」と語っています。

人に寄り添った政策が中心だと感じます。

子どもたちと若者が希望を持てる社会の実現を訴えています。

希望をもてる社会の実現とは、未来を担う人材への投資ですね。

阿部守一氏は、「確かな暮らしを守り抜く。真にゆたかな社会を創る。」とし

121の政策を打ち出しています。

新型コロナウィルスや物価高を克服すると強調しています。

コロナで低迷している経済の再生、発展は人々の暮らしを守る大切な政策です。

少子化・人口減少対策も新しいアイデアが組み込まれていて、とても期待が持てました。

草間重男氏は、平和政策が中心だと感じます。

県の立場でできる平和政策や、女性活躍の推進を主張しています。

地雷廃絶の為、県立大学に国際関係科の設置を主張しています。

女性の社会進出の促進は必要な政策ですね。

金井忠一の政策や公約

【政策】

「県民のいのち・くらし守る」

「子どもたちと若者が希望を持てる社会の実現」

【公約】

  • 学校納入金や給食費の完全無償化、教材など自己負担をゼロにします。
  • トイレの洋式化。
  • 8歳までの医療費の完全無料化。

阿部守一の政策や公約

【政策】

「信州の明るい未来を拓く121の約束」

経済関連・・メタバースやドローンなど新技術の活用を検討する「未来創造課(仮)」の設置や観光客に税負担を求めることを検討。

少子化・人口減少対策・・県や市町村などで構成する「少子化・人口減少推進会議(仮)」を設置。
高齢者と若者とのシェアハウスや農地・山林付き住宅や、2地域居住者向けコンパクト住宅の普及など、新しい住まいのあり方も提案する。

草間重男の政策や公約

【政策】

  • 地雷廃絶のため県立大学に地雷廃絶の専門家を集める。
  • 県内在住の外国人との共生を進める
  • 副知事を2人にし、1人を女性にして女性の社会進出を促進する。
  • 各年齢の県民の力が集まる長野県を作る。
  • 移動知事室による町村の支援

長野県知選2022候補者の評判は?

みんなのみんなの声

何故年寄りばかり立候補なの?

現職が一番若いので、若い候補者を望む声が多かったです。

金井忠一氏は、地域の皆さんからは「忠ちゃん」の愛称で親しまれて

いるそうなので評判は良いのではないでしょうか。

長野県知選2022候補者で誰が当選しそう?

阿部守一氏の当選確率は高いと思います。

金井忠一氏は、今回2度目の挑戦で共産党の推薦を受けています。
多くの市町村に出向き、県民に寄り添うあたたか県政を目指してきました。
今回どこまで票を伸ばすか注目されています。

阿部守一氏は、政党の推薦は受けていませんが、自民、公明、立憲民主、社民格闘の県組織、経済団体の幹部らでつくるグループの支援を受けています。

3期12年の実績は、県民からの期待も大きいのではないでしょうか。

草間重男氏は、組織的な選挙活動はせず、選挙ポスター77枚を手作りし、列車で移動し各地で有権者と意見交換の場を設けています。
平和への思いを直接有権者に伝える事で、共感を得られるのではないでしょうか。

長野県知選2022候補者で当選したのは誰?

2022年長野県知事選挙が終了次第、ご紹介します。

まとめ

【金井忠一氏】

  • 経歴は、上田東高等学校卒業後、上田市役所に25年間勤務しました。
    市役所退職後は上田市議会議員を5期、上田市農業委員を3期、歴任しました。
    2016年から長野県生活と健康を守る会連合会会長を務めています。
    2014年と2018年に上田市長選挙に2回挑戦しましたが落選。
    2018年に長野県知事選挙に挑戦しますが落選。
  • 学歴は、上田東高等学校卒業です。
  • 政策や公約は、「県民のいのち・くらし守る」「子どもたちと若者が希望を持てる社会の実現」です。

【阿部守一氏】

  • 経歴は、東京大学法学部卒業後、1984年4月に自治省(現総務省)に入省します。
    本省勤務の他、山口県、岩手県、神奈川県、愛媛県、国土庁への出向を経験しました。
    2001年長野県企画局長に就任し、同年10月より副知事を務めます。
    その後総務省に戻り過疎対策室長を務め、2007年に退官しました。
    2007年4月に中田宏横浜市長の招聘により横浜市副市長に就任します。
    2009年内閣府行政刷新会議事務局次長に就任し、事業仕分けに関わりました。
    2010年8月長野県知事選挙に出馬して初当選し、3期務めています。
  • 学歴は、東京大学法学部卒業です。
  • 政策や公約は、「信州の明るい未来を拓く121の約束」「確かな暮らしを守り抜く。真にゆたかな社会を創る。」です。

【草間重男氏】

  • 経歴は、山形大学工学部卒業後、電子機器製造会社勤務を経て1996年まで障害者福祉施設に福祉施設職員として勤務しました。
    2004年に小諸市長選挙、2007年、2011年に長野県議会議員選挙に立候補しましたが落選しました。 
  • 学歴は、山形大学工学部卒業です。
  • 政策や公約は以下の通リです。
  • 地雷廃絶のため県立大学に地雷廃絶の専門家を集める。
  • 県内在住の外国人との共生を進める
  • 副知事を2人にし、1人を女性にして女性の社会進出を促進する。
  • 各年齢の県民の力が集まる長野県を作る。
  • 移動知事室による町村の支援